プラズマ光応用の研究室主な研究テーマスタッフの紹介配属を希望する学部生へ....
主な研究テーマ
プラズマ遺伝子導入 <世界のトップランナー>
遺伝子と細胞にプラズマを照射すると、細胞に遺伝子が取り込まれます。薬剤やウィルスを使うこれまでの手法と比べてプラズマ法は格段安全で、実用化が期待されています。この不思議な現象がどうして起こるのか、そして、どうやって上手く利用するのかを研究しています。この技術を実用化できれば、医療や製薬、農業、漁業に多大な貢献をすることが可能になります。このテーマは、国の科学研究費補助金、愛媛大学のリサーチユニット、共同研究企業からのサポートを受けています。 写真:プラズマ遺伝子導入用のマイクロプラズマと遺伝子が導入され緑色の蛍光を発している細胞
プラズマの物理と応用
大気中で安定したプラズマが生成できるので、これを魚に作用させて魚の成長促進、植物の種子の発芽促進の効果について研究しています。また、空気中に水の微少水滴(ミスト)が高密度で存在するときの放電の様子を調べる研究も行っています。その他、大気中でのダイヤ門戸薄膜の合成やプラズマのコンピュータシミュレーションも行っています。これらのテーマは、共同研究企業からのサポートや、財団からの助成金を受けています。
写真:大気中に生成した触れる"冷たい”プラズマ
LEDを用いた新しい照明技術の開発
私たちは、LED化が進んでいる高速道路のトンネル照明を、単にLEDに置き換えるのではなく、LEDの特長を生かしてよりよい照明とするために新しい照明手法を探究しています。路面に明暗が現れない均一な照明や水平方向の光の成分を強めることで視認性の向上に成功しています。その成果は、松山道や高松道のトンネルに導入されています。その他、LEDをパルス点灯してる明るさ感を向上させることで省エネルギーを実現したり、固体光源を用いた新しい集魚灯の研究などに取り組んでいます。 写真:高速道路のトンネルでの実証実験
鉛直面照度を改善した新しい方式のLED照明[左]と水平面照度のみを指標とした従来のLED照明[右]。新しい方式のLED照明の方が前走車が明るく見やすい
プラズマを用いた人型兵器用武装の開発(嘘)
私たちは、将来実用化されるであろう人型機動兵器がもちいる兵装の研究を行っています。実物の製作は諸処の問題があるため、ミニチュア模型で検証を行っています。特に、プラズマの反応性と高エネルギーを活用する方法を研究しています。この研究は正規の研究活動ではなく、研究室の有志による空き時間を利用した趣味的な研究で、学部の卒業研究や修士論文のテーマではありません。